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王立学園戦記(ただし舞台は女子風呂)前編

既に時刻は9時。
とある部屋にて彼らはひっそりと息を潜めていた。

「ふっふっふっ・・・・・・・・・カメラよし、アリバイよし、イメトレよしや」

「お、俺はロロに興味なんてっ!」

「・・・・・・・・・はぁ」

三者三様の反応を見せている彼ら。
どうしてこうなったのか、その原因は昼時にあった





午前中の授業は全て終わり、今は昼休憩である。
その中でギルはアレスを睨みつけていた。
傍に立っているファルも若干呆れ顔である。

「・・・・・・・・・アレス」

「ぐへへ・・・・・・・・・へ?なんや?」

「どうしたんだ本当に。今日は一段と締まりのない顔してるぞ?」

その通りなのだ。
今日のアレスは授業中、何を考えているのか不気味に笑うばかりだ。
そのせいか女子一同は「生理的に受け付けない」といわんばかりに今日だけは皆仲良く屋上へと旅立っていった。
教室で男3人だけ、これが寂しくないわけがない。

「ああ、妄想が顔に滲みでてたんや」

「自覚してたなら止めろよ!?」

アレスは自覚ありで変質者の微笑をしていたというのだからタチが悪い。
ちなみに授業をしていた教師陣は関わりあいたくなかったのか目を向けすらしかなかった。

「それで何かあったのか?」

当然のことながら午後にも同じことをやられては気分がいいものではないので聞いてみる。

「ギルはん、女の子の裸に興味はないか?」

「───な!?」

「ぶっ!」

何かを噴出す音に振り向いてみればそこにはお茶を噴くファルがいる。
さっきからやたら静かだと思ったら一人お弁当を食べていたようだ。

「きょきょきょきょ、興味なんてねぇよ?」

「どんだけ焦ってんねん・・・・・・・・・しかも疑問系」

「うるせえ!興味なんて・・・・・・・・・興味なんて・・・・・・・・・・」

おい、声が小さくなっていってるぞ、とファルは心の中で思った。
ジト目でギルを見るファルだが、関わりたくないのか今日はツッコミすらいれていない。
もちろんアレスには絶対零度の視線を投げている。
しかしいったい何の高揚感か、テンションが上がりまくりのアレスはそれに気付くことなく

「これ、なんやと思う?」

ギルに何か書かれた紙面を見せた。

「設計図、だな。どこかで見たような構造・・・・・・・・・か?」

正解、と言いたげにアレスは頷いてギルの耳元でその答えを呟いた。

「ワイらが過ごしている寮、その5階の設計図や」

「なっ!?」

ギル達が王立学園で過ごしている間、学園の寮に泊まるのは規則である。
もちろん外泊申請も出せば通るのだがそれも大抵プロンテラを出て遠出をする時のみだ。
それ以外は申請が通りにくく、一年の大半を彼らは寮で過ごすこととなる。
となれば寮の5階の設計図、それがいったい何を意味することかをギルが知らないはずがなく・・・・・・・・・

「そうや。もちろんこの中には・・・・・・・・・女子風呂の間取りも書いてある」

「!?」

王立学園男子のどうしても手に入らないアイテムTOP10に入るもの、それは王立学園女子風呂の構造図である。
噂によると女子風呂にはとある抜け道が隠されており、それを使うことにより覗き放題だそうだ。
何人もの勇者がそれを調査しようとしたが一向に見付からず、ついにそれを知るためには設計図を手に入れる必要があると確信した。
そしてそんな夢のアイテムが今、ギルの目の前にあるのだ。

「どうや?一枚かまへんか?」

「・・・・・・・・・ゴクリ」

「アホか」

喉を鳴らすギルと、呆れ顔のファル。
乗り気なギルはともかくファルはそれに参加する気が微塵もなかった。
だいたい覗きは犯罪だ、と内心思った。
もちろん忠告すべきだということはファルも分かっているのだがこの変態達は注意したことで止まるとは限らない。
しかも今回行くのはアレスとギルだ。
どう考えても失敗するのは目に見えている。
・・・・・・・・・が、そんなことはアレスも百の承知だった。

「ギルはん、ロロはんに興味ないんか?」

「・・・・・・・・・ロロに興味はないが、協力しよう」

素直やないなぁ、と呟いてからファルと向き合う。

「ファルはん、ジーナはんに興味ないんか?」

「興味ない」

「なら・・・・・・・・・」

すっとアレスは懐からそれを取り出した。

「これには興味ない?」

四角い・・・・・・・・・というか写真だ。
それを見た瞬間ファルは盛大に固まった。
ギルはなんだろうと回り込んでそれを見ようとするが

『燃え尽きろ、ヘルファイア!』

明らかに過剰な程の炎が燃え上がり、その写真を燃やし尽くす。
手に持っていたアレスは瞬時に手放し、事なきをえてニヤニヤと笑みを浮かべている。

「ちなみにネガは別の場所や」

「・・・・・・・・・いいよ。ただし、後で・・・・・・・・・」

覚えとけよ
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