数日前、その事件はおきた。
ただ半分一度きりのネタにとやった探索をギルドマスターこと姉御に
催促されて続きを書けみたいなことを言われたので、まぁシリーズ化するのもいいだろうとネタに立ち上げた会社を続行することに決めた。
所長が「チミ、暇だよね?取材行ってきて」とその目には断ったら給料減らすと語っていたので涙ながらどっかの島、ブラジリスという場所へ行くこととなる。
「なんでそこが取材なんだ」と聞いたらはぐらかされたが、昨日ダーツをしていたのが関係していると思うのだった。
愚痴を言ってても仕方なく、ブラジリス行きの船へと乗船するためにアルベルタへ。

「そこはまるでモロクのように暑く、フェイヨンのように自然溢れる、よても神秘的な国です」
( ゚∀゚)・・・・・・・・・ ←暑いの嫌い虫嫌い

・・・・・・はっ!
思わず断ってしまった・・・・・・・。
だが行かないと間違いなく給料減らされるBALSENは船員以外誰も乗ってない船に乗り、孤独な航海をするのであった。
ブラジリスについてまず行くところは観光名所的なものの撮影である。

男か女かよく分からない生き物にパンツを渡されつつ、滝を激写!

・・・・・・・・・滝は綺麗だけど水が濁ってますね。
まるで某西国の湖のように汚染されている!
おっと、カメラのメモリーがいっぱいになったな。
別に今日で終わらせなくてもいいし、とりあえずホテルに泊まろう。
就寝前に連絡した内容によると、なんでも新しい人員を送ってくれるらしい。
女の子だといいなぁ・・・・・・・・・あれ?
うちの会社って所長とうち以外社員いたっけ?
「・・・・・・ル君・・・・・・・・バル君!」
「はっ!?」

「な、なんで所長がここに!?」
「人送るって言ったじゃないか」
「そういうオチかよ畜生!」
「まぁまぁ。とりあえず取材行くよ。ほら」
「・・・・・・・・・どうせ所長遊びに来ただけだし、手伝ってくんないんだろうなぁ」
「何か言った?」
「いえ何も!」
とりあえず所長の目もあるので、昨日のように適当な店でまったりしてたり、カメラのメモリーの容量を意図的に半分埋めておくことは出来なさそうだ・・・・・・・。
「すいません。ちょっとお聞きしたいことがあるのですが」
昨日喫茶店の店長に聞いた賢者マルタという人物を尋ねてみることに。
賢者というくらいだから色々知っているだろう。
「ほっほっほっ。話を聞きたいのかね?」

・・・・・・・・お前に聞いてねぇよ!
その後何度も粘り強く聞いているが、答えはまた今度にしろの一辺倒。
というか所長、遊んでないで何かしてください。
そう朝食を食べながら言ってみるが

「ほら、うち所長だし」
( ゚Д゚)・・・・・・・・・・もう何も言うまい。

その後、謎の赤い物体を激写してから博物館に向かうことに。
何を飾っているのだろうとわくわくしつつ、取材スタッフは入館料を払・・・・・・あ、いらないんですか。

「所長」
「何かな?」
「これ、マネキンと服ですよね?ここって服屋ですか?」
「うぅむ。古代の服なのかもしれん」
「古代・・・・・・・・・ちょっとトイレ行って来ます」
「そうだな・・・・・・・・・ここからは別行動にしよう」
トイレで一服しつつさぼろうと思っていた矢先にこの提案は、渡りに船だった。
とりあえずトイレで用を足し、流そうとした瞬間

ウワーナニヲスルキサマー

「ここは・・・・・・・」
そうだ、確か俺はトイレに引き込まれ・・・・・って汚っ!?
よく分からん清潔そうでないフナ虫みたいなのに歓迎されつつ、辺りを探索することに。

眩しい・・・・・・・・・どうやらここの上は地上に通じているようだ。
しかしここからは出れそうにない。
数十分彷徨っていると、今までの下水とか一風変わった場所へ出ることに。

所長!?
「あの、所長?」
「おお、バル君か。どうしたんだいこんなところで?」
「それはこっちのセリフですよ」
「僕かい?僕は優雅にビーチで泳いでいると突然大波がきてね・・・・・・気が付いたらここにいたのさ」
こいつ、仕事を俺一人に押し付けて遊んでいやがったな。
文句を言ってもどうせ給料を減らされるだけなので、一緒にこの辺りを探索することに。
・・・・・・・・・あ、あれは!

腐海だ・・・・・・・・・不思議植物といい、水の色といい、たぶん腐海だ!
腐海は本当にあったんだ!
あれ?水の色って緑だったっけ・・・・・・・まぁ汚染されてるって意味では一緒だよね!

大量の腐海の生物に追われるのはお約束!
やめて殺さないで!と言う所長の戯言を綺麗に流し、さくさく処理する。

ひ、人がいた!
腐海に平気な顔でいるなんて・・・・・まさか姫様!?
とりあえず取材スタッフはこの人に話しを聞いてみることに。

「に・・・・・・・日本語でおk!」
この人物、一人ジャイアンリサイタルでも開いてたのか鼓膜が破れそうになる何かを歌っていた。
一目散に逃げてみたが、やはり何か聞いてみたほうがよかっただろうか・・・・・・・・・
・・・・・・・・・あれ?
行き止まりだ!

・・・・・・・・・所長、助けを呼ぶのはいいんですが、さっきのジャイアンはやめてくださいね。